Features

課題

オフィスが持つ存在価値まで見つめ直す

昭和後期に建てられた本社は、間取りの使いづらさや設備の老朽化だけでなく、旧来のオフィスが持つ存在価値まで見つめ直す必要性が感じられました。そこで、機能性や快適性はもちろんのこと、自然とコミュニケーションが生まれることまで考えた設計を優先していきました。

提案

「光」の演出と通り抜ける視線、人の流動性が高まるオープンな空間

エントランスには「光」を感じさせる演出に加え、ロゴの曲率に合わせてやわらかい印象をもたらす壁をあしらいました。執務や会議のスペースとなる2階と3階は、視線が通り抜けるオープンな空間を設計。より開放感が味わえるように天井を意匠的に抜くだけでなく、フリーアドレス化にすることで、人の流動性が高まるよう、空間をデザインしました。

成果

考えられたデザインで、多様なコミュニケーションが自然発生

もともとあった応接室をなくすことで、2階と3階には「コワークエリア」と称するオープンスペースを配置。ミーティングをはじめ、商談、セミナー、ワークショップ、昼食、休憩まで幅広く活用できるようになりました。さらに、ホワイトボードやコルク仕様の壁を随所に設えることで、「書く・貼る」を通した多様なコミュニケーションが自然発生するようになりました。