さまざまな「おうち」が建ち並び、公園の緑が豊かにつながるオフィスデザイン
Branding
Interior
住宅設備保証を中心とした革新的なサービスで注目される「日本リビング保証株式会社」。事業拡大によるオフィス増床のため、私たちは移転先の全面的な内装デザインの依頼をいただきました。ただ単に席数や機能を満たすだけではなく、働きやすさに加え、自社の理念や方向性にも自然と触れることで、社内の一体感を高めていく。そんな社内環境とブランディングを意識してプランニングしていきました。
Features
課題
相反するような要件を、どうプランニングしていくか
「最大の席数を確保しながら、ゆとりあるエントランスまわりを確保したい」「セキュリティゾーニングを意識しながら、オープンで心地よい空間もほしい」。そんな相反するような要件を、どのようなプランニングで解決していくか。さらには、将来の成長戦略を見すえた部署や従業員間の交流の促進まで、同時に満たすようなアイデアが求められました。
提案
「おうち」に見立てた会議室を、街並みのように配置
ただ単に会議室を並べるのではなく、事業を象徴する家をさまざまな「おうち」に見立てるという、遊び心ある発想で街並みを表現。それぞれの「おうち」の間に余白として生まれたほどよい空間は、人が集まるコミュニケーションスペースとして有効活用。一方で、大きなガラス窓やグリーンを各所に配置して外部を存分に感じさせ、ビル正面にある新宿中央公園の緑を借景に、豊かなつながりも感じさせます。
成果
新たな交流を生むヨガ教室など、自由度が増したオープンスペース
8つの会議室には、新規事業のサービス名称をそれぞれに冠して事業とシンクロさせてるなど、親しみを感じさせる趣向に。自由に移動できる可動式の家具やスツールといった家具類のカラーは、企業のVI(ビジュアル・アイデンティティ)とも統一させて、オフィス内が整然となるように配慮。オフィス中央に位置するオープンスペースでは、ヨガ教室が開かれるなど自由度も増し、さまざまな交流が生まれています。