住宅メンテナンス定額サービス「sumamori」のブランディング
Branding
Wording
Graphic
住まいの価値を長期的に守る月額メンテナンスサービス「sumamori」(提供:日本リビング保証株式会社 × 三井不動産レジデンシャル株式会社)の立ち上げに際し、ID株式会社はネーミング、コンセプト設計、VIデザイン、販促物のクリエイティブ制作を担当しました。メンテナンス・修繕積立・設備保険を一体化した国内でも新しいサービスカテゴリーに対し、ユーザーにわかりやすく、安心感をもって受け入れられるブランド構築を目指しました。
Features
課題
複雑なサービス価値を“伝わるブランド”へ統合する必要性
住宅メンテナンスの分野は、点検・修繕・保険など領域が多岐にわたるため、ユーザーにとって全体像がつかみにくいという課題を抱えていました。「sumamori」はそれらを月額制でワンストップ化した新しいサービスですが、単に利便性を説明するだけでは価値が伝わりづらく、サービスの安心感や継続利用のイメージをどのように提示するかが重要なテーマでした。また、住宅領域で求められる“信頼性”と“親しみやすさ”の両立も、ブランドデザイン上で避けては通れない課題でした。
提案
“住まいを守る日常の安心”を核としたコンセプトとVI設計
まず、ブランドの核となるコンセプトを策定し、ネーミング「sumamori」がもつ“住まいを守る”という語感を活かし、視覚・言葉・体験のすべてで統一感が生まれるブランド構造を設計。VIは清潔感と安堵感を重視したカラーとタイポグラフィを用い、住宅サービスとしての信頼性を表現しました。同時に、パンフレットではサービス内容を図解やステップで整理し、複雑な要素が直感的に理解できる構成へと仕上げ、ユーザーが迷わず価値に辿り着ける体験を整えました。
成果
新サービスの価値を広げ、信頼と利用意向を高めるブランド体験を実現
ブランド体系の刷新により、「sumamori」は“新しい住まいの安心のかたち”として市場にわかりやすく提示され、サービス認知と利用申込の加速に寄与しました。統一されたVIとコンセプトは、三井のすまいLOOP会員を中心に、住まいを長く大切に扱いたいユーザー層に強く受け入れられ、継続利用を前提としたサービス特性とも相性の良い体験を生み出しています。

住まいのお守り『sumamori』というタグラインとサービス名称に合わせて、多種多様なサービス内容とずっと安心が続くイメージからお守りをモチーフにしたロゴとコンセプトビジュアルを作成しました。
