スクロールに合わせて動きを生むJavaScriptのライブラリ「AOS.js」
Web / Apps
Clipping

Webにおけるインタラクション表現は、もはや単なる装飾ではなく、情報の見せ方そのものを深化させる重要な要素になっています。
そのための有効なツールの一つが、AOS.js(Animate On Scroll Library)です。
スクロールのタイミングに応じて要素にアニメーションをつけるJavaScriptのライブラリで、HTMLに属性を記述するだけで視覚的な動きを実装できます。
クリエイター・デザイナーにとって、ページスクロールというユーザーの自然な行為をトリガーにした動きは、コンテンツの段階的な提示や視線誘導に極めて有効です。
AOS.jsはその用途に対して過不足なく、かつ設定も直感的です。モーションデザインを導入したいが、アニメーション専用フレームワークを一から学ぶ時間がない、というケースでも、最小限の記述で視覚的なリズムをページに付与できます。
たとえば、各要素の出現タイミングをずらすことで、読み進める体験に緩急を付けたり、重要なセクションへ視線を誘導したり、といった調整がHTMLの属性だけで実現可能です。
私たちID INC.では、ブランド体験を設計する際に、視覚的な動きと情報設計の関係性を深く考察しています。
ただアニメーションを付けるだけでなく、そのタイミングや質感がコンテンツの伝達やブランドの人格表現にどう寄与するかが重要です。AOS.jsのようなツールは、スクロールというユーザー行動を活かした「段階的な認知設計」に適しており、視線の流れや注意の集め方を緻密にコントロールするひとつの選択肢になります。
こうしたライブラリを活用することで、ブランドの表現に新しい動的な次元を加えながら、ユーザーとの対話を滑らかにする工夫が可能になるでしょう。
詳細な実装例については弊社サイト https://include.bz/ でも触れていますので、ぜひご覧ください。
AOS.js ウェブサイト
https://michalsnik.github.io/aos/
